学長メッセージ Message from the President

ものづくり人材育成とタイ日共創プラットフォームの構築
 
 
 

泰日工業大学学長
クリサダー・ヴィサワティーラノン

このTNIホームページは、主として日本人の方に、泰日工業大学(TNI)を理解していただく目的で、特にタイの知識・経験が少ない方にも分かりやすく、タイ一般の状況とタイの大学全体を意識して紹介させていただきます。私がここで特に紹介させていただきたいのは標題の 2 点と、TNIの設立目的と日本との関係です。

TNIの設立目的:泰日工業大学 (TN) は、アジア・大洋州の生産拠点になりつつある、タイ国の産業発展に資する優秀な技術者・中核産業人材の育成、研究・学術サービスの発展と向上を目的に2007年に開学、2021年は15年目になります。卒業後の100%就職を支援する一方、最近では、卒業生はタイのみならず、日本に150人以上が就職しています。

ものづくり人材育成:TNI 全学で取り組む主題であり、最近ではおもてなしなどを含むモノづくりとして製造業だけでなく、情報技術産業、サービス業でも重要な考え方になっています。PBL(課題解決型学習)・現場カイゼン・チームワーク・イノベーション・コミュニケーションなど、ハードだけでなくソフトも重視します。ものづくりの考え方の一例として「5ゲン主義」がありますが、日本の環境にいない、タイの学生が問題を理解し対応することから、「3ゲン」だけでなく、「2ゲン」も重要ということで学生に指導しています。

タイ日共創プラットフォーム構築:タイ大学の所管官庁は、最近、高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)になりました。特に少子高齢化・学生数減少の中で、産業高度化とイノベーションを担う役割が増えています。TNI は、これに応えスタートアップ支援・研究開発協力などで日系企業と協力を深めさせていただきます。またタイの国家戦略タイランド4.0に基づいて、日本政府(経済産業省)のタイ版スマートものづくり応援隊スキームに参加、中小企業協力の一環として、現場カイゼンやIoT・ロボット導入指導が出来るインストラクター養成に励んでおります。

TNI の日本との関係:TNI はこれまで日本のさまざまな機関から支援を受けてきました。タイでは盤谷日本人商工会議所を始め、在タイ日系企業から学生奨学金や機材などをご提供いただいています。さらに学生のインターンシップやワークショップ、就職などのご協力をいただいています。就職では、最近は日本からの直接採用が増えています。また多くの日本の教育・研究機関との提携で毎年 200 人を超える学生と教員を交換しています。この協力は TNI の研究・学術レベル向上のみならずタイの産業界の発展にも貢献します。

 

 


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